生活費を10万円しかくれない・・夫婦の話し合いで解決しよう

夫婦で生活する際、生活費は切っても切れない重要な費用です。

夫から10万円しかもらえないと悩んでいる人も多いです。

かつては私もその中の1人でした。

夫と子どもとの3人暮らしで、10万円の生活費だと工夫なしには生活が難しかったです。

今回は、私たちのような3人暮らしに向けて、必要な生活費の目安について紹介します。

10万円しか渡さない夫の考えや、自分で生活費を稼ぐ方法も解説しています。

大:旦那からもらう生活費は10万円では足りない可能性が高い
旦那からもらう生活費は、10万円では足りません。

新婚夫婦を対象にリクルートブライダルが2011年に実施した調査によると、住居費や食費を含めた生活費は22万円が目安でした。

10万円だとおよそ12万円が足りない計算になり、切り詰めて生活する必要が出てきます。

私は3人家族ですが、生活費10万円だけで過ごしていたときがありました。

しかし、節約なしに生活するのは無理に近かったです。

中:子どもがおらず夫が各支払いを管理しているなら5万円でも足りるケースも
子どもがいなくて夫が支払いを管理しているなら、生活費5万円で足りる可能性があります。

支払いの管理に関しては、以下を夫が支払っているのが条件。

住居費
保険料
光熱費
ローン など

この条件であれば、生活費から支払うのは以下の4つだけです。

食費
医療費用
交通費
雑費

上記は節約できる費用もあるため、子どもがいなければ5万円でもギリギリ生活できる可能性があります。

生活費からレジャー費を払うのも可能ですが、遠出や外食で大きい出費になると生活費が足りなくなるかもしれません。

中:子ども1人なら生活費8万円でも足りる可能性がある
夫が支払いを管理していて、子どもが1人なら生活費8万円でも足りる可能性があります。

むしろ、生活費からの出費が食費や医療費、交通費などだけであれば、5万円と比較し余裕を持って生活できます。

子どもが1人だけなら、育ち盛りでも生活費で補えるかもしれません。

ただし、車を持っていると保険料や車検代が掛かるので、足りない可能性があります。

私も子どもは1人ですが、車を持っているために生活が厳しかった時期があります。

車関係の費用は、生活費外から出してもらう工夫が必要です。

中:生活費全体を10万円に抑えるのは不可能に近い
生活費全体を10万円に抑えるのは、どれだけ工夫しても不可能と考えましょう。

生活費10万円でやりくりできるのは、夫が各種支払いを管理したときのみです。

私の夫のように管理してくれても一部しか支払わないと、10万円では生活が難しいです。

生活費の出費が食費や医療費などだけであれば、10万円で余裕を持って生活できます。

節約に力を入れれば、2万円前後の貯金も可能です。

ただし、子どもが3人以上いると、部活費用や学校の交通費も支払わなければならず、生活が難しいです。

夫と話し合って生活費を増やしたり、児童手当を利用する工夫が必要になります。

中:生活費が20万円もあれば問題なく生活できる
生活費が20万円なら、問題なく生活できる可能性が高いです。

理由は、新婚夫婦の生活費の目安が22万円であるため。

20万円もあれば、住居費を含めた各種支払いを生活費で全て賄うのも難しくありません。

ただし、生活費が20万円あっても、節約しなければ生活が難しくなります。

無駄な出費をせず、教育費や保険料も可能な限り節約する必要があります。

生活が難しければ、夫にもっと出すよう説得するのも手ですよ。

中:子どもと夫との3人暮らしで余裕を持って生活するなら30万円は欲しい
私のような子どもと夫との3人暮らしで、余裕を持って生活するなら30万円は欲しいです。

水道光熱費など、月に必ず払う費用だけでも状況によっては29万円ほど掛かります。

残りの1万円は急な出費が必要になったときの保険にし、余れば貯金に回すのがいいでしょう。

20万円でも生活できますが、徹底的に節約しないとすぐに生活費がなくなります。

10万円は不可能に近いと考えましょう。

私は10万円の生活費しかなかったため、考えられる節約は全てしました。

それでも足りなかったので、金融機関から少しだけお金を借りた経験もあります。

生活費10万円の時期は3ヶ月程度だったため、借金が膨らまずに済みました。

借金しなければいけないほど生活が難しければ、夫を説得し生活費を上げる方向で動きましょう。

大:夫が生活費をあまりくれないのは理由がある
夫が生活費をあまりくれないのには、必ず理由があります。

理由によっては対策も可能です。

生活費が少ないと悩む前に、夫の考えを読み解きましょう。

中:自分でお金を稼いだ意識から妻に多額を渡したくない
「自分でお金を稼いだお金は自分のもの」と思っている人もいます。

夫婦の関係なので妻にもお金は渡しますが、自分のものという意識が強い人だと少額しか渡さない可能性があります。

私の夫もこの考えで、収入が高いはずなのに10万円しかもらえませんでした。

ただし、以下の理由から夫だけの力では稼げないと言えます。

給料は扶養も考慮して決定されている
夫の働きを支えている妻がいる

自分が必死で稼いだお金なのは確かですが、背景には扶養や家族が必ず関係します。

夫がその事実を認知しない限り、生活費の増額は難しいかもしれません。

中:発生する生活費を理解しておらず適切な額を渡していない
適切な生活費を渡さない人は、発生する生活費を理解していない可能性があります。

2021年に発表された総務省の統計データでは、2人以上の世帯が生活費全般に掛かる費用は平均で279,024円とされています。

5~10万円ほどの生活費では、最悪のケースで生活できない事態に発展します。

データを夫に見せ、説得するのも1つの手です。

私はスマホで統計データを開きながら説得しました。

中:夫が自分でお金を使い込んでいる
もらえる生活費が少ないのは、夫が自分で使い込んでいるからかもしれません。

夫がお金を使い込むケースとしては、以下が考えられます。

ギャンブルに使っている
借金がある
趣味に使っている など

自分の都合でお金を使いすぎると、十分な生活費を渡したくても渡せません。

ギャンブルや趣味をやめたり、借金を完済しないと解決しない問題なため、説得も難しいです。

中:妻も稼いでいるから渡す額は少額でいいと勘違いしている
共働きの家庭だと、妻も稼いでいるから生活費も少額でいいと夫が判断している可能性があります。

確かに妻が正社員でフルタイム勤務なら、月に20万円~30万円前後を稼げるケースもあるので少額で十分かもしれません。

一方で、妻がパート働きで週数回ほどの勤務だと、10万円も稼げない可能性が出てきます。

それを知らずに少額しか渡さなければ、生活が難しくなるのは間違いありません。

パートで月にいくら稼げるかを夫に伝え、考え直してもらうのも手です。

中:子どもが成長するにつれて必要な生活費が増えていくと理解していない
子どもがいる家庭であれば、成長につれて生活費が増えると理解していないのかもしれません。

子どもが成長すると、学費が高くなったり食べる量が多くなったりします。

つまり、子どもの成長と生活費はある程度比例します。

新婚当初は夫婦2人の生活費で済むので、子どもが生まれた後と比べるとお金は掛かりません。

ただし、子どもが生まれても新婚当初と同じ感覚で生活していると、夫が妻に渡す生活費は増えません。

結果的に生活費が足りなくなるので、夫に子どもの成長による出費の増加を理解してもらう必要があります。

中:夫の稼ぎがよくないために渡せる生活費も少ない
妻に渡す生活費が少額な理由は、夫の稼ぎが良くない可能性も考えられます。

稼ぎが悪ければ、多額を渡したくても渡せない状況になります。

20万円前後のような、目安となる生活費分しか稼げないと生活費に十分な金額を提供するのは難しいでしょう。

稼ぎが良くない上に、節約しなかったり、新しいものを積極的に購入したりすると生活費が少なくなる原因になります。

夫の浪費を防ぐなら、お財布を夫婦で一緒にするのがおすすめです。

2人でお金の管理ができるので、夫の浪費を防止できます。

大:生活費を増やしてもらうには夫を説得する
もらえる生活費を増やしてもらうには、夫への説得が欠かせません。

説得は難しいと思うかもしれませんが、工夫次第で納得してもらえる可能性もあります。

私が実践した、生活費を増やしてもらうための工夫を見ていきましょう。

大:婚姻費用の分担が義務であると説明する
婚姻費用、いわゆる生活費は法的に夫婦で分担する義務があると説明しましょう。

実際に法的義務があるため、生活費を分担しなければ悪意の遺棄に該当し、離婚の権利も生まれると伝えられます。

法的なルールなのもあり、説明するだけで生活費を増やしてもらえる可能性もあります。

お互いに必要な生活費が把握できてないケースもあるので、説得前に弁護士に相談しましょう。

自分の家庭で必要な生活費用や養育費がいくらなのか教えてもらえます。

その上で、必要な費用が夫から支払われているかを確認し、説得します。

どうしても支払わないのであれば、別居や裁判所への申し立ても視野に入れると伝えましょう。

私は最初から離婚を持ち出し、そのときの雰囲気が少し悪くなったときがあります。

最初は義務について説明し、どうしても応じなければ離婚を持ち出すのがいいでしょう。

中:生活費の額を把握していない夫には家計簿を見せて説得
夫が生活費の額を把握していないようであれば、家計簿を付けて見せましょう。

生活費が少ない家庭だと、正しい数値を家計簿に付けられない可能性があります。

そのため、実際に出費されている生活費と、どれぐらい節約しているかを示すのがベストです。

「節約しなければいけないほど生活費が苦しい」と分かってもらえれば、生活費を増やしてもらえるかもしれません。

1ヶ月だけの家計簿だと説得力に欠けます。

私は1ヶ月だけの家計簿を夫に見せ、「その月だけじゃないか?」と言われました。

最低でも3ヶ月は家計簿に記録しましょう。

中:お互いにお金の使い道を把握する
夫の使い込みで生活費が苦しくなっているか確認するために、お金の使い道を確認しましょう。

夫の使い道だけを知るのはフェアではないので、まずは自分の使い道を提示するのがベストです。

その上で、夫が何にお金を使っているか聞きましょう。

ギャンブルや借金など、いかなる理由でも相手を責め立ててはいけません。

どのような理由でも、夫婦で解決しようと歩み寄るのが大切です。

借金なら債務整理、ギャンブルならカウンセリングなど、一緒に解決策を考えましょう。

中:子どもに関する費用が不足しているときは子どもから説得する
養育費など、子どもに関する費用が不足している際は、子どもから説得するのも手です。

夫や妻には、子どもを育てる義務があります。

子どもから伝えれば責任感が増し、夫が生活費の増額について検討してくれるでしょう。

「お母さんは食費も足りなくて困っている」と伝えてもらえば、子どもに関する費用以外の生活費も考えてくれるかもしれません。

ただし、物心が付いたばかり~幼稚園児に説得させても、「妻が言わせている感じがある」とまともに取り合ってくれない可能性があります。

大人の事情についてある程度理解できる、小学生以上のお子さんに頼むのがベストです。

大:生活費を増やす方法はいくつもある
生活費を増やす方法は、意外にも多くあります。

夫がどうしても生活費を増やしてくれないときは、自分で増やすのも手です。

生活費の増やし方をいくつかピックアップするので、自分に合った方法を見つけましょう。

中:一時的な生活費を捻出したいならクレジットカード現金化もあり?
クレジットカードのショッピング枠がある人は、現金化して生活費を賄う方法もあります。

現金化とは、クレジットカードのショッピング枠を利用し、現金を得る方法です。

業者に依頼し、現金化を行うのが基本です。

現金化は、クレジットカードの規約に違反します。

現金化が発覚するとクレジットカードが停止される恐れもあるので、よく考えてから実行しましょう。

まとめ
生活費は、住居費や食事などを含め、22万円が目安です。

つまり、10万円しかくれない家庭では生活費が不足しています。

夫が生活費を10万円しかくれないのは、夫の考えや経済状況によるものがほとんどです。

夫の考えによっては説得で解決できるので、今一度話し合うのがベストです。

どうしても生活費を増やしてくれないときは、自分から生活費を冷やす方法で対処しましょう。